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ファイナンシャル・プランニング技能検定を受けて来ました

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(2020年9月16日更新)

2018年9月9日。

ファイナンシャル・プランニング技能検定を受けて来ました。

ファイナンシャル・プランニング技能検定

今回受験したのは、最初の関門であるFP3級です。2級の受験資格を得る為には、原則、3級に合格していることが資格要件となります。

もっとも、3級は特に受験資格など要らないため、誰でも受験することができます。

試験範囲は6科目で構成されています。

  1. ライフプランニングと資金計画
  2. リスク管理
  3. 金融資産運用
  4. タックスプランニング
  5. 不動産
  6. 相続・事業承継

そして、学科試験と実技試験の2つにパスしなければなりません。

実技試験といっても、実際に実務を行う訳ではなく、事例問題を解く、というだけのことです。

この「実技試験」って名前、どうにかならないんですかね?σ(^_^;)

2つの試験団体

FP技能検定を受けようとすると、2つの団体があることに気がつきます。

金融財政事情研究会(通称、「金財」)と日本ファイナンシャル・プランナーズ協会(通称。「日本FP協会」)です。

学科試験は共通なので、どちらで受験しても変わりませんが、実技試験は両者で異なります。

金財の方ですと、実技試験は

  • 個人資産相談業務
  • 保険顧客資産相談業務

のいずれかから選択します。一方、日本FP協会の方ですと

  • 資産設計提案業務

になります。

今回、僕が受験してきたのは日本FP協会の方です。

従って、実技試験は「資産設計提案業務」になります。

勉強方法について

市販の教科書と問題集とスマートフォン向けのアプリを使っての独習になります。

使用した教科書

流れとしては、教科書を読んで、教科書に掲載されている問題演習をして次のチャプターに進むという前から進めていくという方法をとりました。使用した教科書はこちらの教科書です。

使用した問題集

教科書が一周したら、今度は問題集に移り、ひたすら問題演習を繰り返し、間違えたところや苦手意識があるところは教科書に戻って、該当箇所を再度読み込みました。使用した問題集はこちらの問題集です。

通常、「問題集」というと、出版社がオリジナルの問題で構成したものが売られていたりしますが、こちらの問題集は過去問で構成されているので、非常に役に立ちました。もっとも、最後に掲載されている総合問題は出版社オリジナルの問題で構成されているので、時間配分のトレーニングとして使用するのが良いかと思います。僕は1回解いただけで、何回も解きませんでした。

使用したアプリ

また、電車での移動時間など、スキマ時間を利用しても問題演習を繰り返してました。その際、利用していたのがスマートフォン向けのアプリです。

iOS版はこちら https://itunes.apple.com/jp/app/fp3%E7%B4%9A%E9%81%8E%E5%8E%BB%E5%95%8F%E9%A1%8C%E9%9B%86smartai-18-19%E5%B9%B4%E5%BA%A6%E7%89%88/id1402881729?mt=8&at=10l8JW&ct=hatenablog

Android版はこちら https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.guenocross.fp318

試験直前の勉強方法

試験直前の1週間は、直近の過去問を通しで解く、ということをやりました。時間の感覚を慣らす為と、直近の試験のレベル感を把握する為です。

直近の過去問はオフィシャルに公開されているので、そこからダウンロードしてきました。

試験問題・模範解答 | 日本FP協会

電卓について

FPの試験では、電卓の使用が認められています。実際、電卓を使用して解く問題が出題されています。

さて、使用する電卓についてですが、市販されている電卓で何ら問題ありません。日商簿記検定のようにこだわる必要もないです。

ただし、今後、日商簿記検定を受験する予定があったり、ステップアップとして税理士試験や公認会計士試験の受験を考えていらっしゃる方はこだわった方が良いです。

ちなみに、僕が使用してる電卓は、CASIO製のこちらの電卓です。

なぜこの配列の電卓にしたかというと、数字の左右に記号のボタンが均等に割り振られているため、タッチタイプで電卓を叩いてもミスタイプする確率を下げられると思ったからです。

一度記号が数字の右側のみに配置されているタイプの電卓を使用したこともあるのですが、ミスタイプが多くなってしまい、時間をロスしてしまった経験がありました。

それ故、この配列の電卓に落ち着きました。

試験会場

試験会場ですが、僕は都内で受験した為、どの会場になるか受験票が送られてくるまでわかりませんでした。

自宅から近い場所が試験会場として挙がっていたので、そこに当たらないかなと期待していたのですが、見事に飛ばされました(笑)

結局、試験会場は青山学院大学でした。

表参道なんていう、シャレオツな場所になってしまった為、駅からキャンパスまで歩いて行くのが結構な辱めを受けました。

試験の雑感など

前日、中途半端な時間に眠ってしまったために、寝付けたのが明け方になってしまいました。

遅刻せずに会場には行けたものの、全く頭が働いていない状態でした。

おかげで電卓を自宅に忘れてしまうという失態を犯してしまいました。

仕方なく、学科試験は電卓なしで闘うことに。

結果、電卓はなくても闘えたのですが、頭が働いていないおかげで全然リズムに乗れませんでした。しかも問題文が全然頭に入って来ません……

あぁ……こりゃ落ちるかもな……

見覚えのない知識を問う問題を見て、高得点での合格は諦め、とにかく拾える問題を徹底的に拾う作戦に切り替えました。

今回の試験、個人的には保険関係が難しいなと感じました。

学科試験では、1時間経過後、途中退出ができます。問題自体は解き終えていたので、途中退出をしました。そして、電卓を取りに自宅へと一度帰りました。実技試験は電卓がないと回答が厳しい問題が出る可能性があるためです。

さて、その実技試験ですが、これまた記憶にない知識を問う問題が出題されていました。実技試験もとにかく拾える問題を徹底的に拾う作戦で回答していきました。

ひっかけ方がいやらしい問題もありました(笑)

金額は合ってるんですけど、途中の計算式が違っていて、あたかも正しい肢であるかのように見せてるんですよね。危うく引っかかるところでした。

自己採点の結果

当日の午後5時半には、オフィシャルの解答が公表されます。

その解答を確認して、自己採点をしてみました。

ちなみに、合格基準点ですが、

  • 学科試験は、36点以上(60点満点)
  • 実技試験は60点以上(100点満点)

です。

自己採点の結果は、

  • 学科試験は50点
  • 実技試験は85点

でした。

マークミスをしてなければ合格です。

さいごに

f:id:tidus_tabilog:20200916101234j:plain FPの勉強は結構楽しかったのですが、保険関係だけは苦痛で仕方なかったです(笑)

自分自身、あまり保険に興味がないというのが原因だと思われます。

それと、もともと自分でも投資をしたり税金の勉強をしていたことが役に立ちました。やはり実際にやった経験があるものに関しては記憶に残りやすいですね。

2級にステップアップするかどうか未定ですが、2級は難易度がグッと上がるそうなので、受験するなら3級以上にちゃんと勉強が必要になりますね。

受けるかどうか、もう少し考えることにします。

それではー!