先日ご報告したとおり、2025年の司法試験に合格することができました。
2026年、リベンジを誓っている人も、初受験される方も、合格を目指す方向けに何か役立つ情報を発信できないか?と考えまして、今回は、ワタクシが使用した教材でこれは良かったと思うものを科目別に紹介しようかと思います。
今回の目次は以下の通りです。 科目ごとに紹介いたしますので、見たい科目をクリックして飛んで頂ければと思います。
それではどうぞ!
ここで紹介している書籍のリンクは、Amazonアソシエイトを利用しています。
憲法
まずは憲法からです。
基本書・判例集
芦部憲法
もはや古典と言われるほどになってしまいましたが、ワタクシが使用していたのは、芦部先生の憲法です。
憲法判例百選Ⅰ・Ⅱ
判例集は、判例百選を使用していました。ここで紹介しているのは最新の第8版ですが、実際に使用していたのは、第7版です。
憲法は、条文数が少ないです。そのため、条文の間隙を埋める必要があります。その間隙を埋める役割を果たしているのが判例であるといえます。
判例百選に掲載されている判例を押さえておくことは必須です。
注意したいのは、判旨だけを覚えておけばいいというわけではないということです。
憲法では、事案(事実)も重要になってきます。この事実の違いから、判例の距離(射程)を測るというわけです。
演習書(予備校本含む)
続いて、演習書です。
憲法ガールⅠ・Ⅱ
演習書と言っていいかは疑問がありますが、非常に参考になったのは憲法ガールの2冊です。
判例をどう使えばいいのか、具体的に論述していただいているので、非常に勉強になりました。
合格思考憲法
それから、辰巳法律研究所が出している合格思考です。
この著者は、憲法ガールに影響を受けているそうで、ところどころ憲法ガールのニュアンスを感じることができます。
憲法ガールでは、司法試験の過去問がメインなのに対し、合格思考は、旧司法試験や予備試験の問題も扱っているので、「司法試験は難しいので、もっと難易度を落として演習をしたい」という方向けの本だと思います。
憲法の急所
こちらは、人権ごとに保障根拠や保護範囲の説明がされていたり、権利の類型ごとの答案の型(防御権型、特定行為排除型、請求権型、平等権型)についても解説がされています。
また、三者間形式ではありますが、論述例も掲載されています。現在の憲法はレビュー型の問題形式ですが、また、三者間が復活した際の対策になるかと思います。
論証集
趣旨規範ハンドブック
論証パターンが掲載された論証集は持っていませんが、辰巳法律研究所の趣旨規範ハンドブックを使用していました。
実際に使用していたのは、これの一つ前の版のものでした。
論証例をそのまま書くということは紙面の都合上できなかったので、しませんでしたが、定義や理由づけなど、随時書き足して用いていました。
その他
重要問題習得講座
アガルートの(旧)重要問題習得講座の問題集を使用していたこともあったのですが、途中で使うのをやめました。理由は、答案の論証例に違和感を覚えまくったためです。
結局、憲法に限っていえば、(旧)重要問題習得講座の問題集は全然やりませんでした。
伊藤塾予備試験対策問題集
伊藤塾の予備試験向けの赤本もやったのですが、
これも途中で使用するのをやめました。「効果的で過度でない」基準連発だったので。
行政法
つづいて、行政法です。
基本書・判例集
基本行政法
基本書は、中原先生の『基本行政法』を使用していました。
これを使用している受験生は多いと思います。
ただ、基本行政法って、基本概念の説明が書かれていなかったりしたので、別の本で補ったりして行間を埋めて使用していました。
基本行政法判例演習
基本行政法と相性のいい、基本行政法判例編集を使用していました。
演習問題も掲載されていますが、判例集としても使用することができたので、判例集としても使用していました。
特に判例の論理構造を説明してくださっているので、論証に応用できるという意味で非常に有益でした。
演習書(予備校本含む)
行政法ガールⅠ・Ⅱ
憲法ガールに続いて、行政法でも行政法ガールを使用しました。
行政法は、他の科目に比べて理解が足りていなかったのですが、行政法ガールを読んで、これまでの行政法の知識が一気につながったような感じがしました。
この本のおかげで、ブレイクスルーすることができたといっても過言ではありません。
行政法解釈の技法も読んだことがあり、こちらもなかなか捨てがたいのですが、 行政法解釈の技法は、予備試験を題材としているのに対し、行政法ガールは、司法試験を題材にしているので、行政法ガールを使用しました。
行政法が伸び悩んでいるという方には、非常にオススメの本です。
論証集
論証集、といいますか、サブノートは、憲法と同じく、趣旨規範ハンドブックを使用しました。
憲法よりも使用頻度は高かったと思います。憲法と同様に、隙間にメモを書いたりして、論証として使えるようにしていました。
その他
上記に比べて使用頻度は低いですが、多少、使用していたものです。
重要問題習得講座
3周くらいは使いましたが、それ以降は使用するのをやめてしまいました。
重問をやってても、力がついている感じがしなかったので。
むしろ、行政法ガールや基本行政法判例演習の方が、行政法が身についたような印象があります。
最後に
というわけで、今回は、司法試験の勉強で使用した教材(公法篇)でした。
やはり、憲法ガールと行政法ガールの恩恵が大きかったと思います。 大袈裟かもしれませんが、ガールシリーズを読み、得たことを実践するようになってから、答案の質が変わったような感じがします。ガールシリーズを読まなかったら、いつまでも不合格答案だったかもしれません。
行政法は過去問の重要性が説かれますが、ワタクシ自身は、憲法も過去問が重要であると考えています。
ガールシリーズの続編を望む声がよく聞かれますが、ワタクシは、この4冊をくり返すことで基本的な考え方を身につければ、合格はすぐそこまで来ているのではないかと考えています。(現に、ワタクシもこうして合格することができましたし。)
公法系は、このシリーズに本当に助けられました。
それでは!












