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2021年度司法試験予備試験の論文式試験の結果報告

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2021年10月7日、司法試験予備試験の論文式試験の合格発表がありました。

今更ながらになってしまいますが、改めて報告いたします。

結果は不合格でした。

試験が終わった瞬間に「こりゃダメだな」と思っていたので、予想通りの結果ではありますが、やはり悔しいというのが正直な気持ちです。

成績に関して

成績も散々たるものでした。軒並みFを取ってしまい、試験委員から自分に対してFワード連発され、罵られている気分になりました。ここから立て直さなければなりません。

民法は現場でも全くできた気がしなかったのでFだろうなとは思っていましたが、他の科目でもFをとってしまったのはなかなか受け入れることができない現実でした。

現時点での反省点

現時点で今年の論文試験を振り返っての反省点を備忘録がてら綴っておこうと思います。

反省点その1

まず、一番最初に浮かんだのは、「再現できない答案を書いてきてしまった」ということです。言い換えれば、場当たり的な答案を書いてしまったと。

もちろん完璧に、全く同じ答案を再現できる方はごくごく少数だと思いますが、それでもある程度の流れだとか、内容というものは覚えているものなのでしょうが、今回の試験では書いた論点ぐらいしか覚えておらず、場当たり的な答案になってしまったなと振り返っております。

そうなると、詳し目の答案構成をしなければならなくなるのですが、あまり答案構成を詳細に行ってしまうと今度は答案を書く時間が足りなくなってしまうという問題が生じます。ほどほどの構成で、答案を書き切れる時間配分というのを意識しなければならないなと感じた次第です。

反省点その2

次に、実際に答案を書き始める時期が遅かったことも敗因の一つかと思います。

昨年度、行政書士試験をはじめ3つの国家試験を受けた後、その後日商簿記検定2級の勉強に入ってしまったこともあって、論文答案を書く時間が全くありませんでした。日商簿記検定が終わった後からは、アガルートの重要問題習得講座を受講し始めましたが、答案構成をするぐらいに留めてしまっており、フルで答案を起案するということがありませんでした。

結局、短答アプリと重要問題習得講座の答案構成&講義視聴とで時間が過ぎてしまい、短答試験が終わるまで1通も答案を書かずに進んでしまうという事態に陥りました。

短答試験後は毎朝1通起案し、余裕があれば仕事後にも起案すると同時に重要問題習得講座を進めるという流れで勉強を進めておりました。

短答試験から論文試験までの間に書いた答案の数は、おおよそ75通です。

ですが、他人に見てもらったのは直前に受けた伊藤塾の公開模試の10通だけで、他は自分添削という感じでした。やはり人に見てもらわないといけないなとも思った次第です。

反省点その3

反省点1とも被る部分があるのですが、途中答案対策が甘かったです。

とにかく時間内に書き切ることを意識して毎朝起案をしていたものの、具体的な対策までに落とし込むことができませんでした。今振り返ると、単に筆記速度をあげるための訓練になってしまっていたなと…

反省点その4

これも根本的な問題だと思っているのですが、論文試験の過去問を全て検討することができませんでした。何年か解いてない問題があります。

短答では何度も過去問を繰り返しているくせに、論文の過去問は繰り返し解かないなど言語道断、笑止千万ですよね。

来年度に向けての対策など

せっかくなので、来年の試験に向けての対策なども備忘録がてら綴っておこうと思います。

対策その1

反省点2にリンクするのですが、「答案を書く機会を増やすこと」と「人に答案を見てもらうこと」です。具体的には、論文答練を受けます。

答練を受けることで、反省点1ないし反省点3への対策、訓練を積もうかなと思っております。

対策その2

反省点4に記載した点です。全ての年度の問題を検討し、実際に起案します。もちろん、実際に起案をするので反省点1と3の訓練にもしようかと思っています。

対策その3

反省点とはあまり関係がないのですが、来年からは選択科目が論文試験に加わります。

試験委員会から正式な発表はされておりませんが、おそらく、司法試験の選択科目と重なるであろうと思われます。

すでに科目も決めておりまして、概説書を一通り読み、演習書も1周目が終わりました。

ちなみに、選んだのは知的財産法です。

本当は租税法をやりたかったのですが、今仕事をしている業界にしばらく関わっていくことを考えると、特許法や著作権法をやっておいて損はないかなと思ったので知財を選択した次第です。

さいごに

というわけで、2021年の予備試験は不合格だったという結末を迎えました。

このまま終わるのは悔しいので、また来年も受験するつもりでいます。

応援してくださった方に改めてお礼を伝えたいと思います。ありがとうございました。

それでは!