今日は日本の片隅で

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LECの論文公開模試を受けてきました

去る2022年6月11日、12日に、LECの公開模試を受験してきました。

短答試験後にLECの出口調査に協力したところ、10,000円分の講座割引クーポンを頂きまして、これが公開模試も対象になっていたので利用させて頂きました。

おかげで5,000円強で模試を受験することができました。

本稿では、LECの公開模試の感想を述べたいと思います。なお、本稿執筆時点ではまだ未受験の方も全国にいらっしゃいますので、出題内容の紹介などネタバレしないように最大限注意致します。

1日目

1日目は受付に行って仮受講証と正式な受講証の交換をしてもらう必要があったので、少し早めに家を出ました。

もっとも、早く着きすぎてしまい、受付はまだ開いておらず…

仕方なしに資料を確認して時間を潰しました。

受講証の交換をしてもらった後、会場に入室。LECの模試は座席指定がないようで、自由に選べました。

憲法・行政法

まずは憲法と行政法からです。

解いた順番としては、憲法→行政法というオーソドックスな順番で解きました。

憲法は冒頭に出てきたワードで、人権設定に悩んだのですが、結果的には自分が選択した設定で良かったようです。

問題の難易度は標準的な難易度かなと思いました。

次に行政法ですが、こちらは設問1で面食らいました。

確かに近年の論文試験の行政法ではマイナーなところが問われることがありますが、「なるほど、そうきたか」といった感じです。

もっとも、出題文の解釈に誤りがあったようで、論点を丸々1つ落としてしまいました。

難易度ですが、こちらも憲法同様、標準的な難易度かなと思いました。

刑法・刑訴法

つづいて、刑法と刑事訴訟法です。

刑法は絶対的に時間不足になりやすい科目なので、刑法80分、刑訴法60分ぐらいの割合で答案を仕上げるように配分しております。(それでもかなりキツいですが…)

解いた順番ですが、憲法・行政法と同様、刑法→刑訴法というオーソドックスな順番で解きました。

刑法は割と事案が短めだったので、時間不足に陥ることもなく、イメージ通りの時間配分で最後まで書きました。もっとも、本試験ではもう少し長い事案を用意される可能性もあるので、そうなった場合には時間が厳しいかなと思います。

難易度は、標準的だったなと思います。

次に刑訴法ですが、問題自体は素直な問題だったと思いました。ですので、難易度は標準的だったかなと思います。

ただ、設問2に関して、処理手順というか、論じ方をど忘れしてしまっていたので、これを思い出すのにいささか時間を費やしてしまいました。普段からもあまり得意としている論点ではなかったので、今回の模試で痛感させられたのでしっかり復習をしておきます。

ここで余談ですが、LECの答案用紙は、ツルツルとした紙質でした。万年筆のペン先が滑りすぎるので、いささか書きづらく、字が汚くなってしまいました。それでもなんとか判読可能な程度の字は保っているつもりではおりますが……

普段は伊藤塾の答案用紙を使って答案を書いているのですが、LECの答案用紙の方が本試験の答案用紙の紙質に近いなという印象を受けました。

そんなわけですが、字を書くのに変な力の入れ方をしてしまいまして、首と肩、そして背中がバキバキになってしまいました。

選択科目

1日目の最終科目、選択科目です。

以前からお伝えしておりますとおり、ワタクシは知財を選択しております。

設問を見た瞬間、「時間内に書き終えることができるか?」と時間不足になるのではないかと思いました。

が、結果的にはなんとか時間内に書き切ることができまして、途中答案を避けることはできましたが、論点を1つ落としてしまっておりました。

問題の難易度ですが、何となくですが、学部レベルの期末試験といった印象を受けました。(論点1つ落として何を偉そうなことを言っているんだ、という批判はその通りです。)

1日目が終了し、思いのほか疲れてしまっておりました。前年に受験した時、ここまで疲れたっけ?と思い返してみましたが、ここまで疲労はしていなかったように思います。

短答試験前から運動不足に陥ってしまっていたので、体力が落ちているんだなと反省した次第です。

2日目

2日目は、なぜか午前4時に目が覚めてしまいました。

が、体が疲れてしまっており、全然起き上がれず……

結局、7時ぐらいに起き上がり、軽く勉強しました。

法律実務基礎

さて、2日目の最初の科目、法律実務基礎です。

こちらは民事→刑事の順番で解きました。

難易度は、標準的だなと思いました。

しかしながら、記憶が定着していない要件事実などがあったので、要復習だなと反省です。

また、刑事系の方も記憶が定着していない部分があったので、こちらも要復習です。

民法・商法・民訴法

そして、最後の科目、民法・商法・民訴法です。

疲労がピークに達しているところで、3科目まとめて書かなければならないのは正直かなり辛いです。試験時間も3時間半と長丁場なので、集中力も切れやすいです。

最初に設問文を確認して、各科目の難易度をチェックし、今回は、民法→商法→民訴でいくことにしました。

まずは民法からです。

問題の難易度は標準的な印象でした。しかしながら、ちょっと分量が多いなと思い、時間内に書き切れるか?という不安が生じました。

次に商法です。商法も問われていること自体は標準的なものでしたが、論じなければいけない量が多かったので、やや難という印象です。

最後に民訴です。民法と商法でかなり時間を消費してしまっていたので、端的に論じることを心がけました。が、問題を深読みしすぎてしまった結果、明後日の方向を向いてしまった答案が完成してしまいました。本試験でも注意が必要ですね。

さいごに

というわけで、LECの論文公開模試を受けてきた雑感を述べてみました。

添削された答案は7月1日から確認できるようなので、返却されましたら、指摘されたことをしっかりと復習し、改善につなげます。

18日、19日は、また別の模試がありますので、本稿はこれくらいにしておきたいと思います。

それでは!