すっかり更新が滞ってしまいました。
Twitterの方はちょこちょことツイートしているのですが、ブログを書くほどにまでは至っておらず…
しかも、あまりネタもないことからすっかり筆不精になってしまった次第です。にも拘らず、今回ブログを更新しようと思ったきっかけがありまして、つらつらと自分の考えを書いてみることにいたしました。テーマは、
合格に必要なKPI
についてです。というわけで、本稿では、資格試験における合格に必要なKPIについて、自分の考えを紹介いたします。
きっかけは質問箱に届いた質問
先日、質問箱を通じて行政書士試験の勉強法について質問を頂きました。
僕の質問箱はこちら!
その際、合わせて合格までに要した勉強時間についても質問されました。
正直、勉強時間を測っていたわけではないので、正確な勉強時間はわからないのですが、毎日の平均勉強時間×勉強期間で計算をしまして、概算でお答えをいたしました。
なお、勉強方法、使用した教材については別途まとめた記事がありますので、そちらの記事をご覧いただければ幸いです。
さて、話を戻しますが、なぜ僕が勉強時間を測らないのか?理由を述べますと、
勉強時間を合格のKPIにすることに疑問がある
からです。
KPIとは?
ちょっと話が脱線してしまいますが、社会人の方であればKPIという用語は割と日常的に目にしたり耳にしたりする用語だと思います。
Key Performance Indicatorの略で、日本語では重要業績評価指標と訳されております。Performanceは業績に限らず学業成績という意味にも置き換えることができると思いますので、本稿では学業成績という意味で用いております。
勉強時間をKPIに設定するべきか?
さて、KPIを設定する意義は、最終的な目標、すなわちKGI(Key Goal Indicator)を達成するための指標として設定することにあるわけですが、資格試験におけるKGIは「合格すること=合格基準点をクリアすること」にあるわけです。そうなると、KPIに設定する指標も合格基準点をクリアするために必要な要素を設定するべきだと考えられるわけです。
勉強時間をKPIに設定して、○○時間勉強したからKPIクリア!→合格基準点をクリアできる!というものでもないと思うわけです。
そういうわけで、僕は勉強時間を重要視していないので、KPIには設定しておりませんし、計測もしていないのです。
ちなみに、LECの横溝講師も勉強時間についてこのような記事を書かれておりました。
KPIとして設定すべき数値
では、資格試験勉強においてKPIとして設定すべき数値は何を設定すればいいのでしょうか?
例えばですが、僕が行政書士試験の試験勉強をしていたときは
- 問題の演習数
- 問題の正答数
- 問題の正答率
を指標にしておりました。
例えば、肢別過去問集を例にして挙げますと
- その分野の全問題を何回解いたか(演習数)
- 解いた問題の正解はどれだけあったか(正答数)
- 全演習数に比して、どれだけ正解できているか(正答率)
といった具合で計測してました。
演習数は他の2つの指標に比べたら重要性は劣ってしまうのですが、 正答数については、どの分野が苦手かを明確にすることができ、今後の勉強の方針を見直すのに役立ちましたし、正答率は自分が苦手な問題、ひっかかりやすい問題などを浮き彫りにすることができたので、非常に役に立ちました。
あとはひたすら苦手なものの復習を繰り返していくだけです。この苦手分野の量は人によって異なるので、勉強時間うんぬんを語ってもあまり意味がないかなと思っているわけです。
さいごに
というわけで、資格試験におけるKPIについて私見を述べさせて頂きました。
得意・不得意は人それぞれ違いますので、合格点をクリアできる実力を身につけるのにかかる時間も異なるというわけですので、一つの目安にはなると思いますが、勉強時間に拘る必要はないと考えております。それに、勉強時間をKPIに設定してしまうと、いつの間にか勉強することが目的になってしまいます。
趣味のための勉強ならば構わないのですが、資格試験勉強は、試験に合格するのが目的なのですが、目的がすり替わってしまうと勉強のベクトルや軸もずれてしまうので気をつけたいところです。
それでは!