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【行政書士試験受験生に向けて】模試の結果や今後の勉強の方針などについて

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少し前の話になりますが、令和3年度の行政書士試験の概要について公示がされました。

今年は例年と異なって、東京は受験会場が大幅に変わっているので注意が必要ですね。

昨年、ビッグサイトで受験した自分としては、ビッグサイトに比べればどこでもいいなという感想です(笑)

もし都内の会場で選ぶなら、

  • 第一希望 TKP市ヶ谷カンファレンスセンター
  • 第二希望 日本大学法学部神田三崎町キャンパス
  • 第三希望 都立産業貿易センター

かなと思います。

あとは、他県ですね。実家のある県ですと、実家から行きやすいところが会場になっているので、実家から受けに行くということも考えます。

個人的にアツいのは山形県です。

山形県は温泉宿が受験会場なので、受験終了→その日は宿泊→翌朝帰るって流れをとるかもしれません。ただ、場所が天童なので、関東から行くのはなかなか骨が折れますね。

さて、僕の方はつい先日予備試験の論文試験を終えたところですので、少し余裕ができまして、今年行政書士試験を受ける方々のことが気になっております。

求められていないアドバイスをするのは憚れるので、ブログ上で好き勝手書かせてもらおうかなと思いまして、記事を執筆するにいたった次第です。

というわけで、ここからは最近の行政書士試験の受験生のツイートを見ていて気になったことについて、勝手にアドバイスを書かせてもらいます。

模試のシーズン到来

さて、模試のシーズンが到来してきました。

Twitterを見ていると、既に市販の模試をやられていたり、あとはLECの到達度模試を通信で受験している方もいらっしゃいました。

絶対に合格したい!と思っている方ほど、肩に力が入っていて、「180点超えてやるぞ!」という意気込みを見せていらっしゃいます。

その気持ちは非常によくわかります。

が、本試験で180点取らなければ合格できないのです。今の時期、180点取れるだけの力が身についているのであればそれはそれに越したことはないと思いますが、本試験まであと100日以上ありますので、油断が生じます。

一つのマイルストーンでしかありませんので、あまり気負いすぎない方がいいということをお伝えしたいのです。

それと、180点に届かなかった方はラッキーだと思ってください。まだまだ伸びます。むしろ、変なプレッシャーとかを感じずに秋に向けて勉強をできるので、得点できなかった分野の復習をしっかりとやっていきましょう。

気になること

次に気になったのが、「何度も復習しているのに、覚えている気がしない」「記憶がない」といった趣旨のツイートです。

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初学者にはよく見られることですが、リベンジ組でこの発言をしているのはちょっと気になります。

学習量が足りないとかではなくて、学習の仕方に問題があるのかなと分析しています。

例えば、テキスト主体のインプット。何度も何度もテキストを読み込むんだけど、いざ問題を解こうとすると頭が真っ白になってしまって、「あれ?これどっちだっけな??」となるタイプの方や、過去問は何度も回しているけれど、模試の問題や初見の問題が出されるとわからなくなってしまうタイプ。

学習を重ねているので、全く記憶がないということはないと思うんです。単に思い出せないだけです。

ドラえもんに出てくる「暗記パン」のような感じでアウトプットしようとするのではなく、きっかけによって思い出せるようになればいいと思うんです。つまり、キーワードを見た瞬間に想起できるようになるということです。普段からそういう学習を心がければいいだけなのかなと。

極論を言ってしまえば、選択肢を見てそれが正しいかどうかが判断できれば点数が取れる形式の試験です。ですので、選択肢を見た瞬間に、知識が想起できるようになれば恐るるに足りないと思います。すなわち、肢別過去問集はその知識を想起できるようになるための訓練として利用するわけです。(もちろん、過去問で問われている知識を身につけるという目的もあります。)

模試の結果に打ちひしがれてしまった方

既に模試を受け終わった方で、思っていたよりも点数が伸びず、あるいは、思っていたよりも難易度が高く、これまで勉強してきたのに全く歯が立たないぞと思って打ちひしがれてしまっている方々をTwitter上でお見受けいたしました。

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そのような方々に向けて、ちょっとエールを送ってみました。

はい。まだ模試を受けたに過ぎず、令和3年度の本試験に落ちたわけではありません。しかも、まだあと100日以上あるのです。全く気にする必要はありません。

この試験、出願者の1割の人が出願したにも拘らず、受験すらしなかった方々なのです。無論、やむにやまれぬ事情で受験を断念せざるをえなかったということもあるでしょう。ですが、そんな不遇な方々が1割もいるでしょうか?その多くは点数が伸びなくて諦めてしまった方々ではないのかなと見ております。

当ブログでも再三申し上げてきておりますが、受験しなければ絶対に合格することはできません。当日、受験会場には絶対行きましょう。

今年の試験を諦めるのは、今年の試験を受け終わってからでも遅くはありません。

今後の指針と対策

なぜその問題を間違えたのか?なぜ正答に辿り着けなかったのか?を分析することはとても重要なことです。

例えば、知識が足りなくて判断がつかなかったのか?

あるいは、知識が不正確で判断がつかなかったのか?

問題文を読み間違えてしまったために誤答してしまった

など、原因によってはとるべき対策が変わってきます。ですので、なぜ自分が正答を導くことができなかったのか?を分析することが重要です。

読み間違えをしてしまった方へ

問題文を読み違えてしまった方にアドバイスです。

僕は本試験では読み違えたことはないのですが、普段の勉強ですと読み違えをしてしまうこともあります。原因は簡単で、問題文に線を引いたり、図を書いたりしているか?という違いです。

本試験では必ず図を書いて人物や権利関係を可視化しております。そしてキーワードには線を引いたり円をつけたりしてチェックしております。

ですが、普段の勉強ではそこまでやらないことが多いのでよく読み間違えをしてしまったりしております。

もし、模試で読み間違えをしてしまったという方は、

  • 正しいものを選ぶのか、誤っているものを選ぶのか?
  • 誰と誰の権利義務関係が問題となっているのか?
  • 本肢のキーワードは何か?

をしっかりとチェックすることをオススメします。

なお、本試験では問題検討のためにラインマーカーを使用することが認められておりますので、マーカーを使用するというのもよい方法だと思います。

時間不足に陥ってしまった方へ

今回時間不足に陥ってしまった方にアドバイスです。

択一形式で時間不足になることの最たる原因は、勉強不足(基礎知識不足)です。

基礎知識が足りていない、あるいは不正確が故に選択肢をさっさと切り捨てていくことができず、結果、全ての肢を読まないと回答が導き出せず、いたずらに時間を消費してしまったという事態に陥ってしまったものと考えられます。

よく、肢別過去問集を何十周と回した方で、「全ての問題を2時間で解き終えた」なんてコメントを出していらっしゃる方もおりますが、これは、徹底した反復練習による絶対的な勉強量の多さがバックボーンとなっているためになせることなのです。

従って、時間不足の方は反復継続して、基礎知識の習得・精度の向上を念頭に普段の学習をすることをオススメします。

なお、先日、質問箱でご質問を頂いたのですが、本試験や模試で問題を検討するにあたっては、必ずしも全ての肢を検討する必要はありません。答えが導けたのなら、さっさと次の問題へ行きましょう。

これから勉強を開始しようと思っている方・勉強を始めて間もない方へ

以前、質問箱経由で頂いた質問を取りまとめた記事がありますので、そちらをご覧いただければ、勉強方法などのヒントになるかと思います。

www.tidus.tokyo

もし、掲載されていないことで質問などがありましたら、弊ブログにコメントでご質問頂ければと思います。もしくは質問箱経由でご質問頂いても大丈夫です。

さいごに

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本文中でもお伝えしました通り、模試は模試です。

まだ今年の本試験に落ちたわけではありませんので、諦めずに勉強を続けて頂きたいなと思います。

これから夏本番を迎えます。熱中症や夏バテなどで体を壊さないよう、体調管理には充分気をつけ下さい。(僕は昨年、病に倒れてしまったため、ほぼ1ヶ月、まともに勉強できない状況が続いてしまいました。)

最後までご覧いただきましてありがとうございました。それでは!