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【リベンジ組に向けて】2022年行政書士試験合格のための勉強指針について

f:id:tidus_tabilog:20220216115012j:plain 2022年1月26日、2021年度の行政書士試験の結果が発表されました。

Twitter上では喜びの声を多く見かける一方で、悔しい思いを吐露している方もお見かけいたしました。

受験者数が47,870人だったのに対して、合格者は5,353人。対受験者数での合格率は11.18%という結果になりました。

さて、今回悔しい思いをした方の中には、「次こそは絶対合格するぞ!」と断固たる決意をして既に勉強を開始されている方も少なくないと思います。

本稿では、そんな方向けに、今の時期にやるべきことについて、アドバイスといいますか、提案をしたいと思います。

2022年、リベンジを誓ったはいいけど、何をしたら良いだろうか?と悩んでいる方の参考になれば幸いです。

勉強の方針について

昨年、試験直前に勉強を開始して、前回は予行練習でした

といった特殊な方以外は、一通り勉強されているかと思います。 ですので、「このテーマは初見です」といったことはほぼないと思います。

ちょっと回りくどいですね。ではストレートに言います。

昨年と同じことを、同じ分量でやってませんか?

ということです。

例えば、肢別過去問集を例にとってみます。

最初から最後まで、通しで解かれる方は多いかと思いますが、それを今から2周目、3周目と、全て同じペースでやっていたりしませんか?

その方法、方針、ちょっと危険かもしれません。

少し立ち止まって考えてみましょう。

1周目にやるべきこと

リベンジ組が1周目にやるべきことですが、それは、

理解していることと理解していないことの選別作業

です。

人は、得意なことや理解していることを何度も繰り返して正解を得ることに満足感を覚えますが、それでは試験対策としては不十分です。理解していないこと、苦手なことにも目を向けなければなりません。

今の時期、やるべきことは、

苦手なことに目を向け、それを克服する

ことだと思います。

それを洗い出すことが1周目にやるべきことです。

予備校に通われている方もいらっしゃるかと思いますが、予備校のカリキュラムは最大公約数で作られているものですのです。それは、多数人向けには経済的な方法ですが、必ずしも個々人に合ったものとは限りません。ですので、予備校に通われていても、それを盲信することなく、プラスアルファでやっていく必要があります。そのプラスアルファを見極める作業が必要になるわけです。

参考

お恥ずかしながら、自分が取捨選別作業の時にやっていたノートの画像を貼っておきます。

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単純に正誤のみを書いている方は多いかと思いますが、僕は取捨選別の時点では、このように理由付けまで書いた上でやっていました。

理由付けも合っていれば「この肢は完璧に理解しているので、復習に時間かける必要なし」と判断し、理解していない肢の復習に時間をかけるようにしました。

他の科目も同様にやっておりました。

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こちらは憲法ですが、民法ほど詳細には書いてはおりませんが、書けるものは書くようにしておりました。憲法は、特に人権の分野では判例がベースとなった出題がメインになるので、事件名も書いたりしておりました。

民法と憲法は良かったのですが、行政法なんかは結構散々でした。

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ただ、これをやったおかげで、自分はいかに行政法を理解していないかがよくわかったので、強化すべきは行政法だと思い、行政法のインプットには時間を割いた記憶があります。もちろん、行政法全般というより、間違えたところ、理解していないところを重点的に行ったという意味です。

参考までに、商法も貼っておきます。

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2周目以降について

2周目〜3周目も同様の方法をとっても学習効果は期待できると思います。

1回やっただけでできるようになるものもあれば、何度やっても忘れてしまう、間違えてしまうものもあるので、それを明確にするという意味でも上記の方法は有用です。

そして、この何度やっても忘れてしまう、間違えてしまうものは、本試験直前でも要注意なところになるので、定期的に復習するようにします。

人の記憶というものは、自分に都合のいいように自分で改竄してしまうものなので、それを防止するという意味でも上記の方法はお勧めです。

なお、この方法は本試験まで時間的に余裕がある今の時期だからこそできる方法です。これを8月9月に一からやるのはかなり時間的に厳しいと思います。

さいごに

以上、ちょっと厳しい文調になってしまった箇所もありましたが、リベンジの果たすための参考になれば幸いです。

ただ、上記はあくまでも私見です。この方法が合わないという方ももちろんいるかと思います。ですので、「絶対にこうしなければ合格できない」というわけではありませんので、強要するつもりは全くありません。

また、行政書士試験に関して質問などありましたら、弊ブログにコメントをいただくか、質問箱でもお受けしております。

もちろん、Twitterでリプを頂いても構いません。

ちなみに、自分も予備試験に向けて勉強をしておりますが、昨年とはちょっとやり方を変えて勉強をしております。

以前、こちらの記事で紹介したNotionというアプリを使って勉強の順番やスケジュールを組み立てたり、履歴を残したりして管理しております。

また、昨年と同様、肢別のアプリを使って勉強しておりますが、今回は受験2回目ということもあり、1周目は理解しているもの、理解していないもの等の取捨選別を行っております。流石に分量が多すぎるので(合計で1万肢!)、1肢ずつ理由付を書くということまではしておりませんが、一人でぶつぶつ理由を言いながら正誤を判断し、完璧に合っていたら「OK」のボタンを、答えは合っていたけど理由が言えなかったり間違えていたら「不確実」、間違えていたら「要注意」に分類しております。

と、話が予備試験の方に飛んでしまいましたので、この辺りで締めたいと思います。

それでは!