今日は日本の片隅で

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論文答練を受けています

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てぃーし、論文答練を受講する

10月の終わりから、論文答練を受けています。

どこの予備校のものを受講しているかは伏せさせて頂きます(笑)

実は、あまり答練というものが好きではなかったのです。

旧司時代にも、某予備校の答練を受けていたこともあったのですが、あまり効果を感じることができませんでした。

それよりも

毎日過去問を書いた方が絶対いいだろ!

って考えに至りまして、某予備校が出していた論文問題集に掲載されている過去問を書き、わからなかったところを文字として残しておき、自分で読んで自己添削をするという方法で勉強していました。

本試験前も同様の勉強方法をとりまして、公開模試を受けた以外は人に答案を見てもらうということは行ってませんでした。

ですが、今回の本試験の結果を受け、あまりにもひどい成績だったので、

これは一回他人に答案を見てもらう必要があるな

という結論に至ったため、論文答練を受講することにしたわけです。

その辺りの事情については、以下の記事でも掲載しております。

論文答練で得たもの

さて、これまで

  • 憲法
  • 行政法
  • 民法

と書いてきました。

憲法で一問、ひどい点数を叩き出したのですが、行政法は概ね安定した点数でした。

(あんなに苦手意識があった行政法で沈まない答案を書けた自分に驚きですが…)

点数を見る限り、突き抜けた答案を書けているわけでもなく、かと言って沈むこともない点数って感じで、まあ簡単に言ってしまえば、平均点あたりをウロウロとしているわけです。

ここからどうやって点数を上げていくか?ってことを考えると、添削者からのコメントや採点をみると、

自分の答案はとにかくあてはめが弱い

ということがわかりました。

それが如実に出たのが民法の答案でした。

民法(民法)

ってなんぞや!とツッコミを入れたくなりますが、民法(答練)と書きたかったのです。

第1回目の民法の答案が返却されたのですが、前述の憲法よりもひどい点数を叩き出してしまいました。

その答案を添削してくださった方のコメントをみると、

  • あてはめが不十分
  • 問題文の事実を拾えていない

となかなか辛辣な内容が書かれていました。

でもいいのです。これぐらいはっきり書いていただいた方がこちらとしても天狗にならずに済みますので。

そして、よくよくコメントや講評を読んでみると、「確かにな…」と納得させられる内容でした。

自分の場合、抽象論(解釈論)は論理のつながりを意識して書いているのですが、あてはめになると妙に論理をすっ飛ばす傾向があるようです。

書いている本人は自分の思考プロセスを経てアウトプットしているからその辺のことはあまり気にならないのかもしれませんが、第三者にみてもらうと、その辺の「粗さ」が目立ってしまうようです。

今のところ、毎回毎回勉強になっていて、大変ありがたいと感じております。

添削で指摘されたことをどう直していくか、普段の勉強で訓練していく必要がありますね。

重問の使い方の変化

こういった経緯がありまして、最近、重問の使い方が変わってきております。

重問の1周目は、どう答案を構成していくか、論点は抽出できているかといった点に重点をおきつつ、できるだけ多くの問題をこなすということに主眼をおいていました。論文試験前だったということもあったので、このような勉強になってしまったのです。

ですが、今はちょっと変わってきて、上記のツイートにもありますとおり、深堀りの勉強もしています。例えば、その問題(論点)について、より理解を深めるといった勉強です。

それから、先ほどの答練の件もありまして、あてはめを重点的にみるようになりました。「この事実はこう使えばいいのか」、とか「こう評価すればいいのか」などといった感じです。

というわけで、2周目の現在は、答案の骨組みや論点の抽出よりも「あてはめ」を重視するようになりました。

最後に

というわけで、論文答練を受講しているというご報告でした。

答練は必ずしも受ける必要があるものとは思いませんが、自分の場合は定期的に答案を起案する契機になっているのでいいペースメーカーだと思っております。

また、前述のとおり、他人に見てもらったことで自分の答案に足りないところを自覚できたのもよい点だったなと思っております。

今週から商法が始まりますが、これまでに指摘されたことを意識しつつ、答案に反映できるようトレーニングを重ねていきます。

それでは!

行政書士試験の一般知識分野対策に関して思うこと

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一般知識対策は必要か?

最近、質問箱経由で、行政書士試験の一般知識対策に関する質問を頂きました。

独学応援の佐藤先生によると、一般知識対策の勉強は基本的には不要ではないか?

とのことでした。

私見を述べさせていただきますと、全く不要とまでは言えませんが、法令科目に比べたら優先度は下がると思います。それに政治・経済・社会の出題予想は難しいので、勉強したところでなかなか得点に結びつかないのかなとも思います。

一方で、情報系や時事ネタは得点しやすいと思います。

これらは何か特別な勉強が必要かというと、そんなことはなくて、普段からいかにニュースに関心を持っているかが勝負になるのかなとも思います。

以前紹介した勉強方法についての記事ですが、こちらの記事でも書きました通り、一般知識は10年分の過去問を解いたくらいで、特に新しい対策などはしませんでした。(受けた模試で問われたことくらいは復習しましたが、何か特別な対策をしたということはありません。)

ただ、ニュースを見て知っていただけではなかなか得点に結びつきにくいのかなと。

一般知識対策は何をすればいいか?

ではどうすればいいのか?

ニュースとして報じられた事実を基に、自分なりの推論を立てる訓練をするといいと思います。そうすると、その肢が正しい推定が働くか、あるいは誤りの推定が働くかが見えてくるので、得点に結びつく可能性が高まってくるのかなと思います。

以前、Twitterでツイートしたことがあるのですが、法律系の資格試験の勉強をしていると、範囲が広いためか法律の議論に集中してしまい、世の中に疎くなってきてしまいます。でも、法律って実社会をベースにしてて必要だと判断されたから制定されるものであって、法律があって社会が生まれるわけではないんですよね。

ですので、

”法律論ばっかりに目を向けることなく、実社会にも目を向けなさいよ"

という試験センター、試験委員からのメッセージなのかなと僕は受け取っています。

ちなみに、受験生の間で人気といいますか、有名なのは以下の2冊です。

この2冊を使用されている方はTwitterでよくお見かけしました。

時事問題が苦手、という方は、こういった書籍を利用して対策をするのも有効だと思います。

文章理解はどうすればいいか?

もう一つ。一般知識分野で落としてはいけないのが文章理解です。

以前、Twitter経由でこんな質問をいただきました。

文章理解はテクニックですが、問題解きまくればいいのでしょうか。

この質問に関しては、以下のように回答させていただきました。(原文ママ掲載すると、わかりにくいと思いましたので要約いたしました。)

文章理解は時間さえあれば必ず得点できる問題ですので、いかにここに時間を割けるかが鍵になってきます。

文章理解にも解法があるので、闇雲に問題数をこなすのではなく、まずは解法を身につけることを意識して、じっくりと問題を解いてみると良いかと思います。

解法がわかってきたと思ったら、問題数をこなしてスピードアップの訓練をするとよいかと思います。

本稿では解法を説明することが目的ではないのでざっくり話してしまいますが、行政書士試験の文章理解の解法は、

”選択肢を上手く使う”

これに尽きると思います。

これができるようになってくると、文章理解の問題はそうそう落とすことはなくなります。

ですので、

  1. 解法を学ぶ
  2. 問題演習を通じて、解法を使うトレーニングをする

という対策方針になります。それが先ほどの回答に込めたメッセージです。

あと、先ほども書きました通り、文章理解は時間さえあれば正解できるので、ここにどれほど時間を割けるかということが鍵となってきます。ですので、問題を解くタイミングというのがポイントになってくるかなと。

上の記事でもお伝えしている通り、僕は文章理解から解きました。ですので、時間に余裕がある段階で解いているので、焦ることなく確実に得点をすることができました。

もし、

時間が足りなくて焦ってしまい、なかなか得点ができない

という方は、文章理解を解く順番を変えてみてはいかがでしょうか?

さいごに

というわけで、一般知識に関して、僕なりの対策論・方法論を書かせていただきました。

あまり身構えすぎる必要はありませんが、冒頭でもお伝えした通り、全く対策が不要というわけでもないので、ほどほどに対策をしておくことが必要なのかなと思います。

本試験で残念ながら一般知識で煮え湯を飲まされた方や、次回、初めて行政書士試験を受験される方の参考になれば幸いです。

また、質問も受け付けておりますので、質問がある方は質問箱や当ブログにコメントを頂いても構いませんので、お気軽にお寄せいただければと思います。

それでは!

【第四弾】行政書士試験の勉強方法等に関する質問にお答えいたします

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以前、質問箱に寄せられた行政書士試験関連の質問とそれに対する回答を紹介いたしました。

さて、2021年11月14日に行政書士試験の本試験が実施されたわけですが、まだこのブログ上では紹介していなかった質問と回答がありますので、紹介してまいります。

本試験前に公開しろよ

というお叱りはごもっともです。

しかしながら、試験前に公開することで受験生を変に惑わせてはいけないかなと思いまして、公開を自粛しておりました。ですので、本稿は主に2022年に受験を予定されている方向けの記事ということになります。

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資格試験の勉強管理はNotionが最適解だったかもしれない

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仕事をしながら資格試験の勉強をしようと思うと、可処分時間が限られていて、進捗管理やスケジュール管理などが勉強を継続する上で必要不可欠となってきます。

デジタル機器を使ったり、あるいは手帳を利用したりして工夫をされている方々も少なくないと思います。

自分も、春先に購入した「ほぼ日手帳」で予備試験の勉強管理を行ってきました。

が、これまでほぼ日手帳を利用してきて思ったのは、1日に書ける量がA5が限界であるので、さらに書きたいことがあると他のページに書かなければいけなかったんですよね。

それと、以前書いたページにすぐ飛べないという、紙ならでは検索性の問題もありました。

また、例えばガントチャートで各科目の進捗管理をしたいと思った際にはいちいち書かなければならないことや、一度書いたものを並べ替えたり…なんてするにはまた書き直さなければならなかったりと大変なんですよね。

思考を掘り下げるためにはよいツールだったのですが、勉強管理としては「別のツールはないものだろうか?」と思うようになってきました。

そこで試してみたのがNotionというアプリです。

というわけで、本稿ではNotionの紹介と、どのように活用しているかについて紹介したいと思います。

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