今日は日本の片隅で

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2級FP技能検定試験を受験して来ました

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タイトルの通り、2級FP技能検定試験を受験してまいりました。

FP試験の良いところは、試験当日に模範回答が公式に発表されるところです。ですので、その日の夜には自分がどれぐらい出来ているか、合格している可能性はあるか、がわかってしまうわけです。

本稿を執筆している時点で、既に自己採点を済ませており、自分の状況がわかっております。結論から言いますと、自己採点の結果、合格している可能性があることがわかりました。

というわけで、本稿ではFP2級を受けるに至った経緯や本試験の雑感、受験勉強の方法や使用した教材について紹介いたします。

強制力を働かせるために受験を申し込む

以前、弊ブログで2020年に受験予定の資格を紹介いたしました。

上の記事では一番最後に紹介しており、かつ、あまりやる気も見せておりませんでしたが、今回受験しなければ、このままズルズルと先送りにして、一生受けることはないだろうなと思いまして、強制力を働かせるために受験の申し込みをいたしました。

申し込んだのは、3級のときと同じく日本FP協会の方です。

ちなみに3級を受験したときの記事はこちら

3級のときは電卓を忘れてしまったことは今でも覚えております(苦笑)

本試験の雑感等

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つづいて、本試験の雑感を紹介してまります。

学科試験(午前)

先頭から順番に解いていきました。

初めて見た用語なども問われており、20問解いた時点で「これ、落ちるかも…」と思ってしまいました。

金融商品の分野に入ってようやく落ち着きを取り戻し、ライフプランとリスクマネジメントで落とした分を取り戻そうと思いまして、問題文の読み間違えにだけ気をつけつつ、丁寧に問題を解いていきました。

結果、選択肢の微妙な文言のひっかけにも気付いたりと確実に得点を重ねられたと思います。

1周目は1時間ほどで解き終えてしまったので、迷った問題を再度検討するためにもう一度頭から見直しました。

改めて解き直し、全ての解答をマークシートに記入して終了。

15分あまり残して途中退出しました。

ですが、冒頭に申し上げた通り、前半部分でかなり失点をしていると思いまして、結果に自信が持てず……

そんなわけで、上記のようなツイートをいたしました。

もっとも、FPの試験は、学科のみ合格、実技のみ合格という制度があり、仮に学科が不合格でも実技を合格しておけば、次回の試験は学科のみ受けて合格すれば足ります。

ですので、実技の方だけでも合格しておきたいと思いまして、気持ちを切り替えて午後の試験に臨みました。

実技試験(午後)

実技試験は、学科試験と違い、資料を読み解いたり、大量に計算をする必要があったりと時間にあまり余裕がないと思っておりました。

ですので、学科試験よりもタイムマネジメントはシビアになると思います。

しかしながら、実技試験の方も頭から順番に解いていきました。もっとも、学科試験では最後にまとめてマークしたのに対し、実技試験は記述式なので1問解くごとに記入していきました。

解いていて思ったのですが、学科試験ほどでないにしても、惑わす問題が多いなと。

結果、解答を終えてもあまり自信が持てませんでした。

そんなわけで、実技試験に関しても失敗したかなという感想でした。

自己採点

冒頭に書きました通り、FPの試験は当日に模範回答が公表されます。

というわけで、その日の内に早速自己採点をいたしました。

また、各受験指導校でも自己採点のサービスを提供しております。学科試験の方は配点が公表されているので良いのですが、実技試験の方は配点が公表されていないため、得点がわかりません。その点、受験指導校のサービスでは(受験指導校の独自の予想ではありますが)配点を出しておりますので、実技試験のおおよその得点もわかります。

僕が確認できたところでは、フォーサイトLECが自己採点サービスを提供しておりました。

さて、実際に自分の解答を入力して送信してみたところ、このように表示されました。

f:id:tidus_tabilog:20200915114659j:plain (フォーサイトでの自己採点結果のスクリーンショット)

LECも同じ点数でした。

というわけで、解答用紙への記入に問題がなければ合格している可能性があることがわかりました。

勉強方法

つづいて、使用した教材や勉強方法について紹介します。

先に申し上げておきますと、おおよその勉強時間ですが、150時間前後だと思います。(正確な記録が残っていないので申し訳ないです。)

受験を申し込んだのが7月14日だったので、そこから本試験まで2ヶ月で、1日平均1〜2時間勉強したと仮定しての計算です。

使用した教材

使用したのは以下の3点です。テキストと問題集は、3級の時と同じく、「みんなが欲しかった!」シリーズです。

正直、教材は自分に合ったものであればどの出版社が出している物でもよいかと思います。「みんなが欲しかった!」シリーズを選んだのは、分冊できることが決め手でした。FP試験は範囲が広く量も多いので、テキストが分冊になっていて持ち運びできるのは助かります。

また、「みんなが欲しかった!」シリーズは、重要論点の図表をスマートフォンやパソコンでも見ることができるようになっていたので、移動中の隙間時間なんかに眺めたいという人にはオススメだと思います。

(もっとも、僕はほぼ見ませんでした(苦笑))

それから、3級の時は使用しなかったのですが、今回は市販の予想模試も購入しました。

ヤマ張りとして利用したわけではなく、時間配分や初見の論点への対応、苦手分野の洗い出しとして利用しました。ですので、何度も解くことはしませんでした。

実際解いてみての感想ですが、使われていた問題はだいぶ前の本試験の過去問を焼き直しのような問題もあったので、過去問を繰り返し解けばいいかなと思います。一方で、実技の方は役に立ちました。

勉強方法

3級を受験したばかりであれば過去問から解いていくという方法がよいかと思いますが、前述のとおり、僕は3級を受験してから間をあけてしまったので、テキストを読んで記憶を喚起してから過去問を解くという順番にしました。

ですので、「みんなが欲しかった!」シリーズの教科書を読んでから、問題集を解くという順番になります。

教科書は分冊タイプですが、問題集は解答・解説のみ分冊というタイプです。これでは使いにくいと思いまして、購入後、キンコーズへ行き裁断してもらい、スキャナーでスキャンし、iPadにデータを入れていつでも問題演習をできるようにしておきました。

が、途中から物足りなさを感じるようになりました。というのも、「みんなが欲しかった!」シリーズの問題集は過去問が厳選され過ぎており、十分な量の演習をこなすことができないと思ったからです。

そこで利用したのが、FP2級ドットコム というサイトです。

こちらのサイト、数年分の過去問が掲載されており、しかも解説付で、自分の正答率などがわかるという優れものでした。極め付けは無料で利用できるという点でした。

このサイトを知ってからは、「みんなが欲しかった!」シリーズの問題集は全く開かなくなってしまいました。

隙間時間があれば、このサイトを開いて、過去問演習をひたすらこなし、基礎知識の定着化を図りました。

直前の2週間は毎日このサイトにアクセスして、夕食前に1時間ほど問題演習を繰り返していました。苦手分野にフォーカスして分野別に解いたり、年度別に解いたりして演習を重ねました。

さいごに

FPという資格を取っても、僕自身の仕事にはあまり役に立たないので、途中、何度も受験をやめようかと思いました。

また、なかなか知識が定着せず、過去問を解いても正答率が上がっていかないことにストレスを感じ、やめようかと思ったこともありました。

ですが、何とか最後までやり遂げることができました。

巷では「取得しても役に立たない資格」だとか揶揄されておりますが、お金の流れを知ることができるよい資格だと思います。お金についての勉強がしたいと思っている方はFP試験を受験してみてはいかがでしょうか?

2級を受けた僕が言うのもどうかと思いますが、個人の知識のためだけであれば3級だけでも十分だと思います(笑)

それでは!