今日は日本の片隅で

投資とか、ガジェットとか、資格試験のこととか、日常で思ったことを綴ります

【第二弾】行政書士試験の勉強方法等に関する質問にお答えいたします

f:id:tidus_tabilog:20210520175144j:plain

2021年の行政書士試験まで残り60日になりました。

今年受験される方々の中には既に追い込みに入っている方もいらっしゃるかと思います。

私見を言わせてもらいますと、あまり早くラストスパートをかけてしまうとその分ピークも早くきてしまい、試験前にピークがきてしまうということもあります。そうなるとメンタルが崩れてしまい、本試験で実力を発揮できずに終わってしまうというケースもありますので、注意が必要です。

僕自身はまだラストスパートはかけておらず、呑気に肢別過去問集で行政法の演習をしておりました。

さて、以前にも紹介いたしましたが、行政書士試験に関して、過去に質問箱でご質問を頂いたことがあります。

上の記事では寄せられたご質問と、回答を紹介させて頂きました。

ありがたいことに、その後も継続してご質問を頂いており、回答をさせて頂いておりました。

本稿ではその第二弾として、行政書士試験に関する質問と回答を紹介したいと思います。

行政書士試験に関する質問

前回寄せられたご質問は5つでしたので、今回も5つ紹介させて頂きます。

なお、試験も迫ってきておりますので、残りの質問とそれに対する回答も可及的速やかに紹介いたします。

それではどうぞ!

質問6

f:id:tidus_tabilog:20210909141014j:plain

回答6

単純に考えて、3時間で60問の問題を解かなければならないので、1問にかけられる時間は3分になります。

もっとも、60問全てが5肢択一式ではなく、記述式や多肢選択式も含まれるので、各問につき全て3分というわけにはいかないですよね。

どうしても記述式は時間が取られますし、一般知識の文章理解もそれなりに時間を要する(むしろ、時間をかければ必ず正解できる問題です。)ので、他で時間を削るしかないですよね。

つまり、法令の5肢択一式や文章理解を除く一般知識では1問にかけられる時間は3分未満ということになってきます。

前置きが長くなってしまいました。試験問題を解く場合には、選択肢のキーワードを拾って正誤の判断をして処理していくというやり方は僕も同じでした。本試験でも模試も同じです。全部の肢を検討せずに答えを導き出して次に進むという感じです。

ただ、これを普段の勉強からやってしまうのは危険です。やはり、正誤の判断をするためには正確な知識を持っていないと判断することができません。ですので、面倒かもしれませんが、普段の勉強では全ての肢を検討し、誤っているの場合にはどこが誤っていて、どう直せば正しい肢になるか理由付けができるように勉強すると良いです。こうして正確な知識が身についてきますと、処理速度もどんどん上がっていきます。

択一式にはテクニックもあったりしますが、基礎力がない状態でテクニックだけ身につけても本試験では通用しない可能性もありますので、ぜひ普段の学習から①肢ごとの検討、②誤っている場合には、何が誤りなのか?を意識して勉強されるとよいかと思います。

これから夏本番になりますが、夏バテや熱中症など体調には充分気をつけて、本試験まで駆け抜けて下さい!!

行政書士試験で時間不足に陥ってしまう最大の原因は勉強不足だと思っています。

それはインプット不足ということもありますが、むしろアウトプット不足の方が大きいです。

普段の勉強から、基本的な問題は即時に正誤判断できるようにするぐらいにまで演習を重ねて行くと、解答速度も上がり、時間不足に陥る可能性を低減することができます。

もちろん、単に答えを覚えてしまうのでは全く意味がありませんので、回答でも紹介しましたとおり、なぜ正しいのか、誤っているのかまで意識してください。

質問7

f:id:tidus_tabilog:20210909141341j:plain

回答7

行政書士試験研究センターの案内によると、

「次の要件のいずれも満たした者を合格とします。

① 行政書士の業務に関し必要な法令等科目の得点が、満点の50パーセント以上である者

② 行政書士の業務に関連する一般知識等科目の得点が、満点の40パーセント以上である者

③ 試験全体の得点が、満点の60パーセント以上である者」

とありますが、さらに

「択一式問題の採点を完了した段階で、記述式問題の採点結果にかかわらず合格基準を満たしていないと認められる場合には、記述式問題の採点を行わないことがあります。」

というい注意書きもあります。

したがって、上記②の要件(質問者様のおっしゃる、一般知識の足切りライン突破)を満たしただけでは、記述式の採点をしてもらう要件を満たさないということになりますね。

上記の通り回答いたしましたが、実務家を目指すのであれば、まずは自分で案内を精確に読むということも必要だと思います。

質問8

f:id:tidus_tabilog:20210909141524j:plain

回答8

まだ施行されていないので、出題の可能性は非常に低いと思います。

法令科目の注意書きには

法令については、令和3年4月1日現在施行されている法令に関して出題します。

と書かれているのですが、個人情報保護法は法令科目ではなく一般知識なのでこのような疑問を持たれたのかもしれません。ですが、個人情報保護法も「法令」である以上、令和3年4月1日現在施行されているものについて問われるのではないかと考えられます。

また、前述の通り、令和3年4月1日時点で改正法は施行されていないので出題される可能性は極めて低いと言えるでしょう。もちろん、令和4年4月1日時点では施行されている可能性がありますので、令和4年(2022年)度の試験を受験される方は注意が必要です。

質問9

f:id:tidus_tabilog:20210909141631j:plain

回答9

9月頃ではないかと思っています

試験委員ではないので、完全に推測ですけどね。

質問10

f:id:tidus_tabilog:20210909141730j:plain

回答10

どうでしょうかね…

もし、法律の勉強をしたことがない全くの初学者でフルタイムで働いていると仮定して話をさせて頂きます。

あと、たらればのお話しですので、主観的な評価になってしまうことは予めご了承下さい。

全く無理ではなかったと思いますが、かなり時間はかかったと思います。たしかに予備校などの講義を聞いてがっつりインプットしても結局は問題を解かないことには力がつかないので、質問者様のおっしゃるような方法でもいけるとは思いますが、自分の頭脳レベルでその方法をとると、かなり時間がとられ、苦労したと思います。

仮定の話なので何とも言えないのが正直なところではあります。

最近はYouTubeで解説動画をアップされていらっしゃる方が多いので、受験生側からしてみたらありがたいですよね。実際、独学応援の佐藤先生の動画のおかげで合格できたと仰っている合格者もいらっしゃいますし。

どれがいいとか悪いとかではなく、自分に必要だと思ったら取り入れればよいと思いますし、不要だと思ったら無視すればよいかと思います。そういった柔軟性も受験政策としては必要かなと思います。

さいごに

というわけで、質問箱で頂いた質問とその回答をまとめてみました。

念の為申し上げておきますが、ここで紹介した方法が絶対というわけではありません。もし、参考になったと思いましたら取り入れて頂いて構いませんし、自分には合わないなと思ったら読み流して頂いて構いません。あくまでも合格することが目標なのですから。

それから、行政書士試験に関して質問したいという方がいらっしゃいましたら、お気軽にご質問頂ければと思います。

ブログにコメントを頂いても構いませんし、匿名で質問したいというシャイな方は質問箱からでも結構です(笑)

行政書士試験に比べたら4分の1程度ではありますが、最近では予備試験の短答試験に関してもご質問をいただく機会が増えてきました。

予備試験に関してもお答えできることでしたら可能な限りお答えしております。

最後までご覧いただきましてありがとうございました。

それでは!